じゅんとは
じゅんは、三宅康文が制作した書体。丸ゴシック体、角ゴシック体のファミリーがある。
概要
じゅんはファミリーとなっているが、初めに制作されたものは細い丸ゴシック体である。これは絵本での使用が念頭に置かれており、“これから文字を覚えようとしている幼児にも読みやすく、親しみやすい書体、“書体を感じさせない書体” として
”1)p. 12制作された。1970年に新書体「じゅん」として東商美ショーで発表2)。角ゴシックかな書体「じゅんゴシック」の方が製品化された時期としては早く、1971年に No.1, No.2、1972年に No.3, No.4 が、それぞれ写植書体としてモリサワから発売されている。続く1973年には丸ゴシック体「じゅん101」が発売され3)*1、その後もファミリーが充実していく。
同時期に発売され人気を誇った書体に写研のナールがあるが、モリサワではこれに対抗する丸ゴシック体としてじゅんを位置づけていたようだ。
丸ゴシック体のシリーズは OCF, CID, New CID といったデジタルフォントにも移植され、2002年には OpenType 形式のフォントが発売されている。初期 DTP のデファクトスタンダードであった基本5書体/基本7書体にもじゅん101が含まれており、丸ゴシックの基本書体となっていた。また OpenType 版は MORISAWA PASSPORT でも利用ができるため、現在においても各所で使われている。
一方、じゅんの角ゴシック版「じゅんゴシック」はデジタル化されていないため、今ではあまり目にすることができない。
書体名の由来
英単語 junior の頭3文字をとり、「じゅん」と名付けられた1)p. 12。
ファミリー構成
OpenType 版のファミリー構成は次の通り。
外部リンク
読み: じゅん