ピコ・カジュアル36

ピコ・カジュアル36とは

ピコ・カジュアル36は、小塚昌彦が制作した写植書体写研リョービから文字盤が出ている。

書体の特徴

ールヌーヴォー*1的な、クルッと丸まった結びが特徴的。唐草模様のようでもある。書体名につけられている「36」は線率を元にしたタイポス式の命名であり、横線3・縦線6の太さであることを表す2)p. 9。重心を文字の中央からずらしてあるため、揺られるような独特のリズムが感じられる。縦に並んだ濁点も独特。

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桑山弥三郎編著『グラフィック・エレメント集 4 新書体』柏書房, 1973, p. 64

文字盤

ピコ・カジュアル36は、写研によって手動写植機用の文字盤が作られている。書体や文字盤の制作時期ははっきりしないが、1971~1973年の間だということは確か*2。収録文字数はかな/カナが79/96、漢字63、数字・約物282)p. 212。文字盤に収録されていないものも含めると、全体で400~500文字は作ってある1)p. 52らしい。

また、リョービからも文字盤が発売されていた。書体コードはTPC363)p. 131

外部リンク

読み: ぴこかじゅあるさんろく

Tag: リョービ 写植書体 写研 和文書体 小塚昌彦

*1
ール・デコ”という記述もある1)p. 51が、誤りか。
*2
副題2)に「1971―1973年間に制作された日本字新書体」とある。
1)
小塚昌彦「ひとつの書体をつくること」『タイポグラフィ・タイプフェイスの現在』女子美術大学, 2007
2)
桑山弥三郎編著『グラフィック・エレメント集 4 新書体』柏書房, 1973
3)
視覚デザイン研究所・編集室『編集デザインの基礎知識』視覚デザイン研究所, 1996